楽天のムードをぶち壊した中村紀洋の“悪行”

2010年09月14日 14時00分

事実上の“戦力外”となることが明らかになった中村紀

 楽天・中村紀洋内野手(37)が事実上の“戦力外”となることが明らかになった。契約最終年となる今季は一時は4番に座るなど活躍した。しかし、チームのムードをぶち壊す言動を繰り返し、フロントも頭を悩ませる事態に発展。オフには重大な決断を迫られることになりそうだ。

 

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 規定打席未満ながら打率2割6分7厘、13本塁打、63打点(10日現在)と、一定の成績は残している。しかし「数字はまずまずだが、ここまでチームに悪影響を及ぼすと来年の契約は厳しい。フロントも今さら『野村さん(野村克也前監督=75)の言うとおりだった』と後悔してるくらいだから」(球団関係者)と、チーム内の評判は地に落ちた。

 開幕前まではチーム内の評判も悪くはなかったが、不振の山崎武司内野手(41)に代わってチームを引っ張る立場になったころから態度が急変。

「5月に交流戦に向けたちょっとした決起集会があって、そこでノリさんがナインなど数人を呼んで説教したんですよ」(チーム関係者)という“事件”も起こした。プレーに対するダメ出しから「お前、友達いないだろ」といった個人攻撃にまで及んだパワハラで、悔し涙を浮かべた選手もいたという。

 その後も試合中にベンチで気に入らない選手に公然と文句を言ったかと思えば「ろくな球を投げない」という理由で打撃投手による練習を拒否するなどやりたい放題。だが若手中心のチームではノリに意見できず「変化球投げるな」と命令された投手が、捕手のサインに首を振り直球を投げ続けたこともあった。

 さらに決定的な出来事が8月2日に行われた決起集会で起きた。楽天本社の三木谷浩史会長(45)が資金を提供したいわば“公式”の会合だったが「1時間たつかたたないかくらいで、ノリさんが若手を使いに出して『早く終わらせて』と(選手会長の)クマ(岩隈久志=29)に注文をつけたんです」(球団関係者)。岩隈の説得で終了まで退席はしなかったが「クマは会のあとでは本当に寂しそうな顔をしていた。そりゃそうでしょ、チーム一丸のための会で『早く終われ』だもの」(別の関係者)。

 こうした数々の“悪行”を重く見たフロントは来季の構想から外す方向で検討。ただ米田純球団代表が周囲の声を押し切って獲得した経緯があるため「あからさまなクビとはいかないのでは。大幅な減俸などを提示してのむかのまないかの決断を迫る形になるでしょう」(球団関係者)。残留の道も残されるが、“戦力外”を通告されることは避けられそうもない。

 ここへきて「少しおとなしくなっている」という声もあるが、もはや後の祭り。チームを混乱させたツケをたっぷり払うことになりそうだ。