ソフトバンクの選手会長・松田宣浩内野手(31)が23日、福岡市内でのクリスマスイベントに登場、連覇を目指す来季に向けて、ぶっちぎりの90勝Vを宣言した。

 今季は最終戦の144試合目でリーグ優勝を決めたが、勝ち星ではオリックスの80勝に及ばない78勝に終わったソフトバンク。松田は「今年は苦しんでつかんだ優勝。いい経験ができた」と言いながらも「もっともっとぶっちぎりで勝つという気持ちが必要」ときっぱり。その上で来季について「100(勝)は夢の数字だからね。90勝でしょ。現実的にね。常に(シーズンで)90勝するんだというのがある」とブチ上げた。

 試合数に変動はあるもののホークスが近年90勝に最も近づいたのは2005年、王監督時代の89勝。直近10年で振り返っても80勝以上は05年と11年(88勝)の2度。他球団では02年に西武が90勝で優勝しているが、いかに難しい数字であるかが分かる。しかし、松田は「日本一になって、みんなの行動や考え方が変わると思う」と今季Vが来季以降にもつながることを確信。90勝も決して不可能ではないと考えている。

 工藤監督を指揮官に迎え、新戦力として松坂などが加わった鷹軍団。松田は、その先頭に立ってグイグイ引っ張っていくつもりだ。