巨人・杉内俊哉投手が22日、東京都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の5億円でサインした。来季が4年契約最終年となる左腕は、今季10勝6敗、防御率3・16。

 開幕ローテメンバーの中では唯一シーズンを通して投げ抜いたが、数字はエースナンバー18番を背負う投手としては物足りない。左腕も「10勝で終わってしまったのは少なすぎ」と反省すると、来季に向けては「あと14勝で(通算)150勝。来年までに達成したい」と高らかに宣言した。

 高校時代から切磋琢磨してきたライバル・松坂の日本球界復帰が決まり、持ち前の負けん気も燃え上がっている。「彼に対してはまだ1勝もしていない。ホークスのユニホームを着た松坂はイメージできないけど、機会があれば彼から初勝利を奪いたい」と意気込んだ。

(金額は推定)