東京五輪野球代表・侍ジャパンの初戦・ドミニカ共和国戦(28日、福島)で、巨人の歴史に名を刻んだ「あの男」が存在感を示した。

「4番・DH」で出場したホアン・フランシスコ内野手(34)は第3打席で中前打を放つと、巨体を揺らしながら一塁上でノリノリのダンスを披露。他のナインも出塁のたびにダンスし、チームのムードを盛り上げた。

 2015年途中から巨人に助っ人として加入したフランシスコだったが、守備のまずさから、わずか5試合で二軍落ち。その後は〝キューバの至宝〟セペダの頭をバットでコツンと叩き、二軍ロッカーに〝籠城〟するなどやりたい放題。一軍に上がることなくチームを去った。

「巨人史上最低助っ人」とまで言われたフランシスコは、8回にも右前打とマルチ安打の活躍で4番の働きを見せた。因縁の地である日本で6年越しの名誉回復がかなった?