巨人・小林誠司捕手(25)が16日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1000万円アップの2500万円でサインした。

 ルーキーながら開幕一軍入りし63試合に出場。「すごい高い評価をしていただきましたし、たくさんの人に感謝して、支えてくれた人にも感謝しないといけないなと思いました。『(球団から)来年は100試合以上座れるように』という期待もしていただき、僕自身もそう思っているので、この冬にしっかりトレーニングを積みたい」と語った。

 来季は正捕手の阿部が一塁にコンバートされることで、正捕手の期待もかかる。「自分が出たい気持ちはもちろんありますし、みんなにチャンスがあるので、その競争にしっかり勝っていきたい」と力を込めた。

 オフの課題を「体と頭の鍛錬」とする一方で、「肩とか守備という部分はやっていけそうかなという気持ちもある」と、プロでプレーする自信も手に入れた。

「走られたら盗塁をアウトにしたいという気持ちはみんな持っている。一つひとつ全力で積み重ねていきながら、高い阻止率で相手を走らせないことも大事。そこは目指していきたいなと思います」と、元ヤクルトの古田敦也氏が持つ盗塁阻止率のリーグ記録(6割4分4厘)にも照準を合わせた。(金額は推定)