Gローテ変更で内海が危ない

2012年08月28日 12時00分

 必勝ローテ、吉と出るか——。優勝マジックを「26」とし、V奪回へ突き進む原巨人は、今日28日から2位・中日と東北シリーズ3連戦で激突する。7ゲーム差離れた中日の息の根を一気に止めにかかる巨人は、3戦目に中5日でハーラー単独トップ12勝の内海を登板させる予定。だが、杉内離脱後もフル回転を続ける左腕を心配する声も出始めている。

 首位攻防戦の前日となった27日、ジャイアンツ球場でキャッチボールなどの練習を行った内海は対中日戦に向けて、意気込みをこう語った。

「明日からの3つの戦いの行方でペナントの行方も決まってくる。チーム全体でいい形に持っていけるようにしたい」

 杉内が左肩痛のため、登録抹消となったことを受け、3戦目の登板が濃厚。フル回転を覚悟している。前回のDeNA戦も完投目前まで投げ続けたが、今回も長いイニングを投げ続ける決意を固めている。

 ここまでハーラートップの12勝を挙げている左腕には、8月中の戦いに賭ける気持ちもある。「とにかく8月は負けなしでいきたい。そういった姿勢を若いピッチャー陣が見ることで感じてくれるものがあると思う」。ここまで8月は3勝無敗、まさにに有言実行の働きを見せている。

 そんな内海の気持ちは若い投手たちにも伝わっている。初戦に先発予定の澤村は「内海さんは求められている中で結果を残すのがすごい。僕と内海さんでチームを引っ張っていきたい」と、杉内不在の緊急事態を何とか乗り切る気構えだ。

 ただ不安材料もある。「前回も完投目前までとここにきて、中継ぎ陣の負担を減らすため、相当な球数を投げこんできている。本人は『大丈夫』としか言わないが、相当な疲労がたまっていることは間違いない」(チーム関係者)。

 杉内に続き内海まで離脱となれば、首位とはいえチーム崩壊を招きかねない。本来ならばローテを埋める他の若手ピッチャーの台頭を求めたいところだが、適任が見当たらないのが現状だ。

 勝負どころの上位直接対決を前に、原監督は「勝負に絶対はない。一生懸命やって一勝だから!」とチームにハッパをかけた。ローテ変更までして臨むドラゴンズ3連戦。ここで完全に竜の息の根を止められるか。