広島の丸佳浩外野手(25)が9日、広島市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3900万円増の年俸9000万円でサインした。

 7年目の今季は初めて全試合に出場し、打率3割1分、67打点、19本塁打は全てキャリアハイ。出塁率こそ4割1分9厘を誇りながら3糸差でヤクルト・バレンティンにトップを譲ったが、106得点、100四球はいずれもリーグトップだ。

 僚友の菊池とともにチームをけん引した丸は「全てを(昨年の成績より)上回るのが目標だったので、達成感のあるシーズンだった」と胸を張った。

 今オフは侍ジャパンの一員に選ばれたほか、初のベストナインと2年連続となるゴールデングラブ賞も受賞。チームも2年連続Aクラス入りを果たしたが、終盤の失速で優勝した巨人との差も痛感した。

 交渉の席で球団側から「優勝しようや」と言われたそうで、「菊池と僕で引っ張っていけるようにしたい」と気持ちを新たにした。(金額は推定)