オリックスに新加入した中島裕之内野手(32)に“オリ姫”動員アップの期待が寄せられている。西武時代は2006年から5年連続で打率3割をマークするなど打撃面での戦力アップは確実。それだけでなく球団はファン拡大の切り札としても考えている。

 今季のオリックスは大躍進を遂げたことでホームゲームの観客動員数が昨年から約30万人増の170万3734人と大幅アップ。リーグではソフトバンク、日本ハムに次ぐ数字となったが、これで満足はしていない。「今年、増えたとはいっても1試合平均動員数で1位のソフトバンクには1万人以上の差がある。12球団で考えれば巨人、阪神には到底及ばない」(チーム関係者)

 そこで検討されているのが中島の球団イベントへの積極投入だ。「ポイントは野球を知らない女性。女性ファンが増えれば男性も後から付いてくるからね」(球団関係者)。西武時代は栗山、片岡(現巨人)らとイケメンとして人気を博し、西武時代のチームメートの原拓は「中島さんは2010年度の芸能人カレンダーランキングで5位に入ったことがあるぐらい女性人気はすごいんです」と話すほど。そんな中島に一役も二役も買ってもらおうというわけだ。

 オリックスは安達、海田、伊藤の“イケメントリオ”を囲む食事会など女性向けイベントを積極的に開催してきた。カメラ女子向けのイベントでは伊藤が被写体を務めたこともあり、早速、モデルとして中島投入を検討中だという。戦力だけでなく“イケメン力”での活躍も期待できそうだ。