「チーム大隣」で30勝だ!

2014年12月07日 07時00分

左から大隣、東浜、江川

 ソフトバンク日本一の立役者・大隣が6日、今オフの自主トレに帯同する東浜、飯田をみっちり鍛え上げる考えを明かした。メジャーから9年ぶりに日本球界に復帰した松坂の入団で、ホークス先発陣の競争はさらに激化の一途。それでも左腕エースは、生え抜きの後輩たちとともに白星を量産し、鷹ローテを若返らせるつもりだ。

 鷹投をけん引する自覚の表れだ。大隣が来年1月の沖縄自主トレに帯同する後輩・東浜、飯田の尻を早くも叩いた。左腕は6日、福岡県内で行われたトークショーの場で「競い合って3人で30勝を目指す。3人入るとローテが若返る」とキッパリ言い切った。

 東浜は2012年ドラフト1位と即戦力として入団しながら、この2年間は先発として期待を裏切ってきた。「3年目の来季は大事なシーズンになる。若い自分たちが頑張っていかないとチーム力が上がっていかない」と奮起している。一方の飯田は育成入団ながら、5月に支配下登録されると今季2勝をマーク。契約更改で3倍増(1800万円)の評価を得たように、球団からの期待も大きい。プロの壁にぶつかった右腕と、さらなる飛躍を誓う左腕。大隣は対照的な2人をみっちり鍛えるつもりだ。

 投げ込みができなかった昨年の反省から、今回の自主トレには2人の捕手も同行する。「若い2人は2月1日に合わせてやると思うので、そこで投げられる状態にしたい」(大隣)と若手にピッチを合わせる。東浜と飯田にはローテ入りのため、キャンプ初日から首脳陣にアピールさせる。

 2年連続でチーム大隣の自主トレに加わる東浜は現在、チェンジアップの習得に取り組んでいる。「大隣さんから投げるときの意識などを聞きたい」と、チェンジアップを武器とする先輩からヒントを得るつもりだ。今季終盤に中継ぎで存在感を見せたが、来季は「先発一本」(東浜)で勝負する。「プロに入るまでは投げなくても抑えられたので投げなかった。もっと投げるイニングを増やしていこうと思うと、必要だと思った」と新球に命運をかけている。

 話題と実績十分の松坂の入団が決まり、先発争いは激しくなるばかり。それでも大隣は「先輩たちを蹴散らしてローテに入って、3人で喜べるシーズンにしたい」。真価が問われる新シーズンに挑む若鷹たちと刺激し合いながら準備を進める。