中日 大島に“泣き落とし作戦”も交渉決裂

2014年12月06日 11時00分

2度目の交渉も決裂し大島は渋い表情

 中日の大島洋平外野手(29)が5日、名古屋市内の球団事務所で2度目の契約更改交渉に臨み、前回と同じ1775万円増となる年俸7400万円の提示を再び保留した。交渉は1時間にも及んだが、調停も辞さない構えの大島の説得に球団側も必死の様子。“泣き落とし作戦”にも出ていたという。

 

 

 この日の交渉に落合GMが同席せず、西山球団代表と竹田査定担当の2人が相手だったことに、大島は「GMは来ないんですか?」と聞いたという。それに対する答えは「『最終決定権があるのは代表だから』という話だった」。その上で自身の希望額が9000万円であることを伝えたが、球団提示額の7400万円は変わらず2度目も保留となった。


「平行線ですね。昨年(減額制限いっぱいの25%減となり)あれだけ下げられているし、今年その分も(取り返そうと)しっかりやってきたので。もうちょっと評価してほしい」と大島は渋い表情。交渉後の西山代表は「本当に細かい査定ポイントの中で厳密にやっている。最終決定です」と強気の姿勢を崩さなかった。


 しかしながら、球団側も大島説得には必死のようで、1時間にも及ぶ交渉の中で“泣き落とし作戦”に出ていた。「心情的には何とかして上げてやりたいんだよ」とか「もし、チームが(2年連続4位ではなく)2位とか3位だったなら9000万円という数字は全然いっていたんだけどな」…。大島が「優勝した時でも下がる人は下がるでしょ」と反論し、他球団の同じような成績で高評価されている選手の成績を口頭で伝えると、西山球団代表はきっちりとメモしていたという。


 さらに大島はこう慰められたそうだ。「君はまだそんなに(年俸を)上げることができない(プロ)1、2年目にチームが優勝していることで『運が悪いところにいる』『かわいそうだとは思う』と言われました。(プロ)3年目は2位でポンと上がったけど、自分がレギュラーとして定着してきた(4、5年目の)昨年と今年はチームが4位、4位なんで、って…」


 3度目の交渉は年内に行われる予定で、大島は「調停は最終手段。できればやりたくない」と言いつつも「(提示額が)これ以上変わらないならと思ったら」とも。チーム関係者は「結局、年俸のお手盛りができる落合GMがいなければ、いくら交渉回数を重ねても何も変わらない。球団側が年俸を多少でも上乗せしてやるか、落合GMがまた交渉の席に出てきて自ら説得するなどしない以上は調停は避けられない」とみているが、どうなるか――。