広島が、若手の一人暮らしに厳しい基準を設けた。近年は独身で入団3年目以下でも一軍に貢献する働きを見せた選手には大州寮“卒業”を許可する特例があったが、それを廃止。今オフに許しが出たのは、高卒6年目でチームトップの66試合に登板した中田廉投手(24)のみとなった。

 これは大事な食生活を考慮してのこと。「一人だと(食事を)お菓子で済ませてしまったり、逆に食べ過ぎてしまったりすることもある。寮にいれば、栄養バランスの取れた食事をすることができるので選手にとってもプラスになるからね」(球団幹部)。実際、退寮がマイナスに出た選手もいたための見直しで、今後は2年連続で活躍し、球団が一人前と認めた場合に許可するそうだ。

「カープ女子」が社会現象になるなど、いまやモテモテの赤ヘルの若手たち。来季は悲願の優勝を果たし、晴れて一人暮らしといきたいところだ。