日本ハム・中田翔内野手(25)が師匠である稲葉方式の「報奨品制度」を継承することを宣言した。

 3日、来季年俸が陽と並ぶチームトップタイの2億円で契約更改した中田は今季、大谷、杉谷ら年下の選手に対して設定した個人目標をクリアした場合に望みの褒美をプレゼントする「男気制度」を来年以降も継続する考えを語った。

「少しでも下の子たちに『結果を残してやろう』と思ってもらえばいい。僕も稲葉さんや(大阪桐蔭高の先輩)西岡(現阪神)さんにやっていただいてうれしかった。頑張ればご褒美があるというのはテンションが上がるし、変な話、それはお金のある人にしかできない」と2億円プレーヤーになった自覚を見せた。

 中田いわく「今年一番ボクにカネを使わせたのは(3年目)石川慎吾で本塁打1本しか打ってないのに(35万円の)スーツケースとかあれこれ買わされた。もちろん達成できなかった場合は見返りをもらわないとこっちもやってられない」とペナルティーも設定する構え。42歳の稲葉が引退し25歳の中田が名実ともにチームの番長、いやリーダーとなる日本ハムだ。(金額は推定)