鳥谷の納会あいさつで阪神ナインは残留確信

2014年12月04日 16時00分

去就が不透明な鳥谷(左)だが…

 阪神から海外FA権を行使した鳥谷敬内野手(33)。メジャー挑戦するか否か、その去就は不透明なままだが、虎ナインは来季残留を確信しているという。その理由は…。

 

 3日、ゴールデングラブ賞の表彰式に出席した鳥谷は去就問題について「すぐにどうこうというのはない。まだ全然決まっていない。報告も何も(ない)。代理人にすべて任せているので、ある程度決まってから」と進展なしを強調したが、もはや虎ナインは残留を確信している。

 

 その根拠になっているのは11月下旬の阪神選手会での乾杯あいさつ。関係者の話を総合すると、壇上で鳥谷は今季のシーズンについて「お疲れさまでした」と慰労の言葉を述べた後「来季は日本一にならないといけない。頑張りましょう」とナインに呼びかけたという。

 

 通り一遍のあいさつと言えばそれまで。だが、鳥谷の性格を知るナインにとっては意味深なものに聞こえた。ある選手は「頑張ろう、と呼びかけてくれたし『一緒に日本一を目指そう』という気持ちを感じた。全くそういう(残留の)気持ちがなければ言わない。今は残留に大きく傾いているはず」と断言。他の選手も顔を見合わせながら「来年もやってくれそうだ」と拍手喝采だったというのだ。

 

 鳥谷が権利行使した直後のナインは「もう、確実に行っちゃうんだろうな」と大ショックを受けていた。「背中や姿勢でチームを引っ張ってくれる。練習や試合に臨む姿勢がお手本。もしいなくなれば穴は大きい」と嘆く声ばかりだった。それが、この納会あいさつでムード一転となったわけだ。

 

 球団内でも鳥谷について「やっぱり年齢的に見てもメジャーは条件的に厳しいのでは」との声も出ているが、果たして本当に虎ナインの読み通りなのか。肩透かしを食ってダメージ倍増とならなければいいが…。