日本一・ソフトバンクホークスの景気がいい。

 11月27日の球団納会で王貞治球団会長(74)がナインに向かって「給料をドンドン上げてもらってください。今年は覚悟してます」と発言したが、契約更改では、まさに球団史上最高クラスの“暖波”が到来している。

 3日はルーキー・森唯斗投手(22)が1200万円から4倍増の4800万円でサイン。58試合に救援登板して4勝1敗、防御率2・33で日本一に貢献し、大幅増は当然だが「ここまで上がるとは思わなかった」とにっこり。セ・リーグ新人王の広島・大瀬良大地投手(23)の1500万円→3500万円を大きく上回り、現時点で今季の新人で最高額だ。

 そしてチーム内からはこんな声も出ている。「本当にすごい。レギュラー全員、年俸1億円超えなんてこともあるんじゃないか」。MVP級の活躍だった中堅手・柳田悠岐(26)には「(3200万円から)一気に大台もあるよ」との声があり、最多安打のタイトルを獲得した3700万円の右翼手兼一塁手・中村晃(25)もしかり。今季FA権を取得しながら行使せずに残留の捕手の細川亨(34)は6400万円からジャンプアップしそうだし、2年連続のゴールデングラブ賞と初のベストナインに輝いた遊撃手の今宮健太(23)に関しても5200万円からの1億円到達が十分ありえるとの見方だ。

 すでに一塁手兼DHの李大浩(32)、二塁手の本多雄一(30)、三塁手の松田宣浩(31)、左翼手の内川聖一(32)、右翼手の長谷川勇也(29)は1億円超えプレーヤーだし、投手にも摂津正(32)ら多数いる。レギュラー全員100万ドル軍団化へ。

 鷹軍団が契約更改でも伝説をつくるかもしれない。(金額は推定)