杉内だけじゃない!G投崩壊寸前

2012年08月26日 18時00分

 順調に見える巨人Vロードの裏側では難題が発生している。先発の要・杉内俊哉投手(31)が左肩の違和感のため、23日に出場選手登録を外れたが、杉内以外にも“故障者予備軍”の投手が複数いることから、チーム内からは不安の声が次々に出始めているという。

 原監督は杉内の状態について「重症ではないので、逆にこちらからストップをかけた」と説明。川口投手総合コーチも「(肩に)少し違和感を感じたよう。今よりもっと先が大事になる。10日間、休ませるということ」と述べ、軽症であることを強調した。

 とはいえ、これで杉内の復帰は最短でも来月2日のDeNA戦(東京ドーム)となり、28日から控える大事な中日3連戦には登板不可能となってしまった。チームにとっては大きなマイナスだ。

 しかも首脳陣が頭を抱え込んでいるのは、それだけではない。チーム関係者は「他にも疲労がたまっている選手が結構いる。杉内の離脱によって『彼らも連鎖的に体が悲鳴をあげてしまうんじゃないか』と心配されています」。

 その筆頭は、セットアッパーの山口だ。すでに今季の登板試合数は「59」(23日現在)。4年連続で60試合登板を果たしているタフネス左腕も今季は8月の現時点で早々と昨季の登板試合数である「60」が目前に迫っている。多くのチーム関係者たちが山口の「登板過多」を危惧し始めているのも無理はない。

 ある首脳陣は「本人は責任感が強いから『行けます』としか言わないが、最近は低めに決まっていたスライダーが高めに抜けてきている」。今季は守護神の久保、そして中継ぎの越智が戦線を離脱。山口にかかる負担が大きくなっているとあって心配する声は日を重ねるごとに強まっている。

 同じく中継ぎとして好投を続けているルーキー右腕の田原にも疲労の色が目立ち始めている。チーム関係者が「疲れからか棒球が多くなってきて、それを痛打されるケースが表れてくるようになった」と指摘するように山口と同じく“故障者予備軍”と目されている。

 マジックは点灯しているが、ブルペンは崩壊寸前。無事に優勝の“ゴール”へたどり着けるのか。大きな試練の時がやってきた。