谷繁ショック!木俣OB会長が公開「引退勧告」

2014年12月01日 11時00分

壇上であいさつする木俣会長。手前が谷繁兼任監督

 意外なところから火の手が上がった。中日のOB総会が30日、名古屋市内のホテルで行われ、白井オーナーや落合GMのほか、谷繁元信捕手兼任監督(43)ら約120人が出席した。2年の任期切れで注目されていた次期OB会長は、木俣達彦会長(70)の続投で承認された。


 しかし、冒頭の再任あいさつで“問題”が起きた。壇上に上がった木俣会長は「来年も兼任監督では大変だと思う。“代打オレ!”の古田さん(元ヤクルト)ら(経験者は)あまりいい成績を残していないので、27試合出て新記録を達成したら、監督一本で若い人を育てて新しいチームを作って、私たちにいい夢を見させてほしいと切に願います」と事実上の来季途中での“引退勧告”をしてしまったのだ。最多出場記録(3017)まであと26試合に迫っている谷繁監督だが、チームは2年連続Bクラス。新記録達成後はすぐに後進にマスクを譲り、新チーム作りに着手してほしい…との願いだ。


 これには出席していた中日OBらも戸惑いを隠せない。権藤博氏(評論家)が「きーちゃん(木俣氏)は人は良いんだけど…。谷繁がプレーしなくなったらチームはもたないよ。今でも谷繁の選手としての存在は大きくて、本人にも『もっと出ろ』(今季91試合出場)と言っているぐらいなんだから」とクギを刺したかと思えば、別のOBからも「思っていてもあの席で言うべきではなかった。個人的な意見なのにOB会としての総意と捉えられかねない」「監督自身はまだまだやれると思っているかもしれないのに、あんなことをみんなの前で言われたら面白くないでしょ。引き際は自分で決められる立場なのに…」と不満の声が相次いだ。


 FA宣言すれば獲得に動くはずだった西武・炭谷のまさかの残留で、チームは若手捕手の成長に期待するしかない状況。“途中引退”となったら大変なことになりかねないが、かといってOB会長の考えもむげにはできない。「何もございません。ノーコメントで」とぶぜんとした表情で引き揚げた谷繁監督だが、その心中は…。