温厚な桃井会長が巨人選手に苦言

2014年11月29日 16時00分

ナインに苦言を呈した桃井会長

 巨人・桃井恒和会長(67)が28日、静岡・熱海のホテルで行われた球団納会で、選手に対し異例の苦言を放った。

 

 冒頭のあいさつに立った桃井会長はまず、クライマックスシリーズに敗退して終わったシーズンを振り返り「この悔しさ、屈辱を忘れない」と日本一奪回への強い意思を表明した。そして最後「ひと言だけいいたいことがある」と付け加えた言葉に、宴会場は一瞬でピーンと凍りついた。

 

 同会長は厳しい表情で浴衣姿のナインを見渡すと「グラウンドでは間違いなく力の限り戦った。でも、グラウンドの外では歴史ある巨人軍のメンバーとして、ふさわしくないタガの緩みというものが見受けられた」とピシャリとやったのだ。

 

 社会部記者時代に犯罪報道を長く担当した桃井会長は、規律には人一倍厳しい。「各人、反省して自分たちがどういう存在であるか、しっかりと自覚を持ってやっていただきたい」。“巨人軍は紳士たれ”という正力遺訓の再徹底を求めた。

 

 昼間のゴルフコンペの和やかムードから一転、異様な雰囲気で始まった宴会だったが、最後は全員で肩を組んで球団歌「闘魂こめて」を熱唱してお開きとなった。

 

 ちなみに熱海での納会開催は3年ぶり。2011年暮れに清武騒動が勃発して以降、過去2年は都内でひっそり開かれていたが、今回は初めてホテル全館貸し切りで行われた。桃井会長によれば「村田選手会長が『経験したことがないので一度は熱海で』と言ったのが復活のきっかけ」という。

 

 温泉で激闘の疲れを癒やしたナインは、いよいよ本格的なオフを迎える。「温厚な桃井会長の言葉だからこそ、しっかり受け止めないと」とはある主力。来季はグラウンド外でも球界の盟主らしい姿を見せられるか。