呉昇桓を“虎の生ける教材”に!

2014年11月28日 16時00分

呉昇桓の“石直球”の原点は…

 阪神が最多セーブ投手となった守護神・呉昇桓(32)を改めて徹底解剖する。

 

 来日1年目から39セーブをマークするなど韓国最強ストッパーの実力を存分に発揮したが、すでに2年契約が満了する来オフにはメジャーに挑戦する意向を表明。2年目の来季がラストイヤーになることも十分に考えられる。中村GMが「抑え投手というのは非常に難しいポジション。早い段階で準備しておかないといけない」と話すように、早くも新守護神探しが急務となっている。

 

 猶予は来季1年。まずは現有戦力の中から新ストッパーを育成するのがベストとあって、首脳陣は「呉昇桓に、ただプレーしてもらうだけではもったいない。何とかその原動力をチームに生かせるようにしないといけない」と来季は“お手本”としてもフル活用する方針を固めている。

 

 あるコーチは「メンタルやスタミナ、練習方法など、いろいろ参考になることはある」と強調。チーム関係者も「彼はプロに入ってからストッパー一筋。普段から守護神としてどう行動するべきか。そういったものが身についている」という。まさにストッパーの“生きる教材”だ。そこで呉昇桓の剛腕の源を徹底解剖することで次期守護神育成に生かそうとしているのだ。

 

 呉昇桓も若手投手への指導やアドバイスに前向き。例えば連投やイニングまたぎも苦にしない秘訣について「“無理していない”と考えることが重要だ。“無理しているかもしれない”と少しでも考えると、人間は実際に無理しているように感じてしまう。そう考えることが一番良くない」と自己暗示にポイントがあると明かす。

 

 こうしたメンタル面をはじめ、トレーニングやブルペンでの過ごし方、調整方法などあらゆる情報を入手して新守護神を育て上げるつもりだ。