中日ナインは「出来高払い」の有無にピリピリ

2014年11月27日 16時00分

司会の徳光アナ(左)からFAの話題を振られ、苦笑いの金子。中央はセMVPの菅野

<NPBアワーズ(26日)>オリックスの金子千尋投手(31)が右肘手術の方向と分かってもFA獲得の構えを崩さない中日。1年後のポスティングシステムによるメジャー移籍も容認するとみられ、総帥・白井オーナーは提示金額など詳細は落合GMらに一任し、全面支援を約束している。そんな中、竜ナインは金子への条件に出来高払い(インセンティブ)がつくかどうか、に注目しているという。

 複数球団による過度な獲得競争を防止するためにFA権の制約として、該当選手の翌シーズンの年俸は現状維持が上限となっており、契約金は前球団に残留する場合は上限はないが、移籍した場合はその年俸の半額が上限となる。FA選手を獲得する球団は、そこに制限のない契約年数や出来高払いで“誠意”を見せるのが通例だ。

 しかし、中日は昨オフから落合GM主導で外国人を除く選手の出来高払いを廃止にしている。このオレ流方針には、かなりの選手がショックを受けるとともに不満を持っており「こんな状況で、仮に金子獲得のために特例で出来高払いの契約を結んだとなれば、ウチの選手はやり切れないよ。外国人だけに特例を認めていることにも納得がいかないと思っている選手が多いんだからね」とチームスタッフ。

 ある選手も「金子にはウチに来てほしいけど、FA選手とはいえ、球団が金子だけにもし出来高を認めたらおかしいし、内緒で結んだりして万一、後でそれが分かったら、それこそチーム内の信頼も何もなくなってしまいかねないよ」とピリピリしているのだ。

「出来高払いを認めるなら認める、認めないなら認めないで、徹底してほしい」と別の選手も訴える。金子を中日が獲得する場合、オリックスでの今季年俸が2億円のため、契約金と年俸を合わせた上限は3億円となるが、果たして落合GMが出す条件は…。(金額は推定)