西武・中村に一塁コンバートの弊害

2012年08月25日 12時00分

 西武は24日のオリックス戦に6-2で快勝。首位・日本ハムをピタリと追走している。

 この日、本塁打王争いでトップの李大浩(オリックス)に1本差と迫っている中村から快音は出なかった。

 14日にスタメン復帰して以来、順調にアーチを積み重ねている中村だが、手放しで喜んではいられない。悩みの種である左膝が思わしくないからだ。

 今季は昨オフにメジャー挑戦を断念した中島の残留、新外国人・ヘルマンの獲得などのチーム事情から三塁から一塁へとコンバートされた。当初から球団内では「守備で楽をすることが結果的に選手寿命を縮めることにもなり得る」と懸念されていたが「日々の守備練習で動く距離が短くなれば下半身が弱くなって膝に負担がくる」(球団関係者)との予測がそのまま現実となってしまっているようだ。

 下半身強化をしようにも左膝の痛みがあってできず、膝の負担を減らすためにダイエットをすれば飛距離も落ち、もはや“おかわり君"ではなくなってしまうジレンマを抱える。昨季48本塁打のキングは、この袋小路から抜け出せるのか。