阪神・福留に期待される“外野守備コーチ”の役割

2014年11月27日 11時00分

契約更改を終えてご機嫌の福留

 阪神の福留孝介外野手(37)が、新たな役割を担うことになった。来季が3年契約の3年目となる大ベテランは25日、西宮市内の球団事務所で契約更改に臨み、現状維持の1億5000万円プラス出来高でサインした。今季は序盤こそ不振だったが、終盤からポストシーズンでは勝負強さを発揮。「最後にできたのは自分の中で自信になる。それを今度は1年通して頭からこういう成績を残せれば良いと思う」と来季への意気込みを語った。その福留に期待されているのが“外野守備コーチ”としての役割だ。

 

 鳥谷が海外FA権を行使したことから、来季の阪神は大和が古巣の遊撃に戻り、中堅が空席になる可能性がある。そうなれば若虎外野陣には定位置確保の願ってもないチャンス。そのため「彼らは大チャンスだから目の色が違う。何とか(福留に)アドバイスをもらおうと躍起になっている」(球団関係者)。若虎外野陣は守備に難のある選手が多く、福留に熱い視線が送られているのだ。

 

「ゴールデングラブ賞を受賞した大和も福留からアドバイスを受けて成長した。同じように“第2の大和”を育ててほしい。オフはコーチが指導できないが、選手同士なら問題ない。自主トレで一緒になったタイミングなどチャンスは多い」(前出関係者)

 

 福留にとっても悪い話ではない。若虎が育たずに福留自身が中堅を守ることになれば、守備の負担が増えるからだ。持ち前の勝負強い打撃を開幕から発揮するためにも、後進の育成に尽力しても損はない。

 

 若手の底上げへの協力は、福留も「気づいたことは言うし、答えられることには答えたい」と望むところ。自分のため、チームのために“守備コーチ”の手腕を発揮することになりそうだ。

 

(金額は推定)