オリックス金子の残留に自信満々 決め手は球団愛

2014年11月25日 11時00分

ファン感謝イベントで笑顔の金子。来季はどのユニホームを着るのか

 オリックスから国内FA宣言した金子千尋投手(31)が24日、今オフのポスティングシステムを利用してのメジャー挑戦を断念したことを明らかにした。今後はオリックス残留か、国内他球団への移籍のどちらを選ぶかが焦点。以前から興味を示していた中日、DeNAに加え、阪神、ソフトバンク、巨人なども参戦の構えだが、オリックスはエースの残留に自信満々。その根拠は…。

 


 金子は24日、京セラドームでのファン感謝イベントに参加。終了後に「今回のオフのポスティングはしない方向で考えている」と話した。理由については「いろいろある。すべてが決まったわけじゃないから答えづらい」と明言を避けた。来オフ以降のメジャー挑戦については「今年以上に挑戦したい気持ちも出てくるかもしれない」と微妙な言い回し。今後については「次(のFA権取得)は4年後。どうなるか分からない。今しかできないし、聞けないこともある」と話し、国内他球団との交渉に臨む姿勢を示した。


 これを受け、オリックス交渉役の瀬戸山球団本部長は「金子君が、めったにないチャンスなので米国の状況も見聞きしたいと言っていた中で選択肢が狭まったことはありがたい。彼を引き留めるべく、物心両面で説得に当たりたいと思っている」と発言した。

 

 今オフ、メジャーの選択肢がなくなったことで巨人、阪神、ソフトバンクなども再調査の構えで、いよいよ大争奪戦になりそうな気配だが、3年15億円以上の大型契約を用意するオリックスサイドは残留に自信満々。金子を入団当時から知る関係者は「金子は人情味のあふれる選手。プロだからお金が第一なのはもちろんだが、ウチは他球団に引けを取らないぐらいの条件を出す。条件が変わらないなら間違いなく金子はウチを選んでくれる。金子にはオリックス愛もあるしね」と言い切った。


 しかしながら、オリックスは来オフ以降に関しても「基本的にはポスティングは認めない考え方」(西名球団社長)でいる。もしも、他球団が1年後のポスティングを認めるとの条件をつけた場合は不利になりそうだが、瀬戸山本部長はこれについてもこう断言した。

 

「戦力も獲って、お金も取るというえげつないことをする球団はないと思う。前例もないし、野球界の品位を汚すことになるからね」。ある球団が今オフ、金子をFAで獲得、来季の戦力アップを成し遂げ、1年後、ポスティングを使ってFAで金子を獲得した時以上の金額でメジャーに“売却”するのはルール上、問題ないが、瀬戸山本部長は“そんなことをする球団があるわけがない”というのだ。


 他球団をけん制しつつも金子残留を信じて疑わないオリックス。果たしてどうなるか――。