鳥谷残留へ阪神投手陣が“泣き落とし”作戦?

2014年11月25日 16時00分

海外FA権を行使した鳥谷の進路は…

 大リーグ挑戦か、残留か―。海外FA権を行使した阪神の主将、鳥谷敬内野手(33)が揺れている。24日、西宮市の球団施設に姿を見せたが「何もないですよ」と依然、進展なし。そんな中、虎投手陣が鳥谷の心を一気に残留に傾けるべく動きだすという。

 

 この日、球団施設を訪れた鳥谷はFAの進展について「何もないですよ」と苦笑い。スコット・ボラス氏と代理人契約を締結。ナショナルズなどが獲得調査を行っているが、米大リーグ挑戦か、阪神残留かの結論を出す時期について、米国で12月8日(日本時間9日)から行われるウインターミーティング終了までは「出るわけないでしょ」と話した。

 

 そんな中、虎投手陣が鳥谷へのアクションを考えている。「泣き落としでも接待でもして、何とか残留してもらえるように揺さぶりをかけていきたい」(ある投手)。それこそ電話、メールなど様々な方法で鳥谷にアプローチ。直接対面の場合は目を潤ませて「何とか残ってくれませんか…」と訴えるつもりなのだ。それほど鳥谷の存在は投手陣にとって大きい。ある主力投手は「打撃でも守備でも、いなくなったらやばいですよ。あの(遊撃の)守備力がなくなったら防御率が大げさでなく0・5は上がりかねない」と話す。首脳陣は鳥谷流出という最悪の事態に至った場合、今季中堅でゴールデングラブ賞を受賞した大和を遊撃に再コンバートする予定だが、別の投手は「大和もショートの能力は申し分ないけど、それでも今まで(の鳥谷)がすごすぎたわけだから…。(鳥谷が)いなくなったら相当厳しくなる。現実は変わらない」とポツリ。

 

 もともと内野手として評価が高い大和だが、3年のブランクがあるだけに鳥谷並みの守備を求めるのは酷。加えて「大和がセンターからショートに行けば外野(の守備力)も厳しくなる」と、ある投手は嘆き、さらには「鳥谷さんは(守備が緩慢な左翼の)マートンのカバーもしっかりしてくれていた。中継に深くついたり…。次にショートに入る人にそこまで求められない。僕らが今まで甘えすぎていたのかもしれないけど…」との声も出ている。

 

 どう考えても鳥谷には残ってほしい。投手陣は「こちらも生活がかかっていますからね」と必死だが、悩める主将の気持ちを動かすことはできるか。