藤浪「投手キャプテン」大抜擢か

2014年11月23日 16時00分

投手キャプテン候補に浮上した藤浪

 阪神・藤浪晋太郎投手(20)の「投手キャプテン」就任が検討されている。今季までチームキャプテンを務めた鳥谷敬内野手(33)がメジャーに移籍した場合には、チームをまとめる大事なポジションが空席となってしまう。その次期候補の一人として藤浪の名前も浮上しているのだ。来季が入団3年目となる若手だが、実績や資質は十分と認められている。

 

 22日、甲子園球場で行われたファン感謝デーに参加した藤浪は来季に向けて「全体的に強化したいですね。体重を最低でも3キロ増やしたい。今は90キロ弱なので、来季は93キロをキープできるようにしたい」と意気込んだ。

 

 入団1年目の昨年は10勝。今季は規定投球回数に到達し、11勝と着実に前進している。まさに将来が楽しみな20歳右腕。球団フロントや首脳陣は早くも“大役″を任せようと考えている。

 

 それが「投手キャプテン」の役職だ。和田監督は就任1年目の2012年から選手のまとめ役が必要と考えてキャプテン制度を導入。野手キャプテンに鳥谷、投手キャプテンには藤川球児を指名し、2人はユニホームの左胸に「C」マークを付けてプレーした。12年オフには藤川が海外FA権を行使して米大リーグ・カブスに移籍。翌13年からは鳥谷がチームキャプテンとして虎軍団を引っ張ってきた。

 

 その鳥谷も今回、海外FA権を行使し、メジャー挑戦も視野に入れている。この日のファン感謝デーも欠席した。もし鳥谷が移籍を決断すれはリーダー不在となってしまう。

 

 その場合には指揮官を中心に後任の人選がスタート。球団関係者が「もともと和田監督も野手、投手それぞれにまとめ役がいた方がいいと考えていた。今回は最初のように野手と投手のそれぞれのリーダーを選ぶことになる」と説明するようにキャプテン2人制が復活することが濃厚だ。

 

 そして、コーチの一人は候補者について「野手では上本、伊藤隼あたりだろう。投手では実績、年齢を考えれば能見、岩田というところだが、能見は若い人に投手陣を引っ張ってほしい、という意向を持っている。3年目だけど、思い切って藤浪に任せるのがベスト。今年も先発陣の柱として1年間やってくれたように実力は十分だし、考え方もしっかりしている。リーダーの資質はある」と指摘。若き投手キャプテンとしての藤浪に大いに期待を寄せているのだ。

 

 来季は胸に「C」マークを付けた藤浪がマウンドで躍動するかもしれない。