中日・平田良介外野手(26)が22日、名古屋市内で契約更改交渉に臨み、1200万円アップの年俸4700万円の球団提示を保留した。「自分の中で思っていた金額と提示額に、大きな開きがあったので保留しました」

 今季の平田は開幕から4番を任されながら、故障の影響もあって119試合、11本塁打、65打点、打率2割7分7厘の成績に終わった。それでも初めて規定打席に到達し、「他の人の契約更改を見て、だいたいこれぐらいかなと思っていた。正直『そんだけしか上がらんのか』と思った」とがっくり。

 この日は、大島洋平外野手も保留しており、落合GM就任後、1人もいなかった保留者がこの日だけで2人となった。

 また、堂上直倫内野手(26)は500万円アップの年俸2000万円でサインした。「数字は考えていなかったんですけど、うれしかったです」とアップ査定にニンマリだ。

 このオフに兄の剛裕(29)が戦力外となり巨人と育成契約。「とりあえずよそに決まって良かった。必ず戦えると思う。昔から兄貴が目標。ずっと目標です」と話した。

 来季からスコアボード表示が「堂上」となることには「『堂上直』でずっとダメだったので、来季頑張ります」とプラスにとらえていた。(金額は推定)