DeNA戦力外の藤井 注目度は高くても評価は微妙

2014年11月21日 16時00分

報道陣の注目度は高かった藤井だが…

 諦めの悪さを評価してくれる球団は現れるか――。DeNAを戦力外となった藤井秀悟投手(37)が20日、今オフ2度目となる合同トライアウト(ジャイアンツ球場)に参加。対戦した打者4人を無安打2奪三振に抑え、2四球で不完全燃焼に終わった前回第1回トライアウト(9日)のリベンジを果たした。

 プロ通算83勝をマークし、ヤクルト時代の2001年には14勝を挙げて最多勝にも輝いている左腕は、登板後に7台のテレビカメラに囲まれるなど、報道陣の注目を独り占めした。しかし現実は厳しく、現時点でオファーが届いているのは国内の独立リーグのみ。1度ならず2度目のトライアウトに臨んだのは「とにかく日本のNPBで投げたい気持ちが強い」からだ。

 この日は2つの空振り三振を奪ったものの、直球の最速は133キロ。ネット裏から投球を見守った某セ・リーグ球団のスカウトは「いくらいいチェンジアップがあるといってもストレートが130キロ台前半では厳しい。せめて140キロはないと一軍打者相手に変化球が生きてこない」とバッサリ。続けて「あの球速で中継ぎは難しいから先発限定だよね。もし(オファーが)あるとすれば、これからFAの関係で70人枠に余裕が出てくるところ」と話したが、古巣のヤクルトや日本ハムが声をかけてくれるとは考えにくく、その数は限られる。

 ヤクルトとDeNAで各1度、開幕投手も務めているベテランは「諦めずに2度目を受けてよかったと思う。最多勝を取って2度もトライアウトを受けた前例を作っちゃって申し訳ないんですけど、まだこの先があると信じてやっている」と前を向いているが、手を差し伸べてくれる球団があるかどうかは微妙なところだ。