柳田の打順選べない…ソフトB・工藤監督のうれしい悩み

2014年11月21日 11時00分

MLBとの親善試合に1番中堅で先発出場した柳田

 秋季キャンプ視察のため宮崎入りしたソフトバンク・工藤監督が20日、打線のキーマンとなる柳田に思いを膨らませた。今季躍進した柳田は、日米野球でMVPに輝き、この日は自身初のベストナインにも選ばれた。今季は6つの打順を経験。来季は日本代表でも務めている攻撃的1番か、それとも3番か、はたまた…。最終決定は先になりそうだが、新監督にとってはうれしい悩みとなりそうだ。

 

 工藤監督は今季、大きな成長を遂げた若きスラッガー・柳田に無限の可能性を感じているようだ。

 

 自身がテレビ解説をした日米野球第4戦で3安打の大暴れをした若武者について「将来はクリーンアップを打ってほしいと思うが、1番で長打があって、四球を出したら足もあるというのは投手にとったら脅威的だと思いますね」。

 

 そう分析した上で「今は(シーズン終盤と侍ジャパンで)1番というポジションだが、3番というのも考えられると思う。(相手投手とすれば)1番でも3番でも嫌だと思う。どこでもできるといえば、どこでもできる。(どの打順にするかは)コーチ陣、本人と話してからになると思う」。新指揮官はどんな打順でもフィットする柳田の魅力を熱く語った。

 

 今季の柳田は全144試合に出場して打率3割1分7厘、15本塁打、70打点、33盗塁の好成績をマーク。ゴールデングラブ賞に続き、この日にはベストナインにも初選出された。今回の日米野球ではMVPを獲得。今季は1番、3番、5番、6番、7番、9番と6つの打順でスタメン出場しているが、来季に関しては打線のキーマンとしてどの打順を任せるかに注目が集まる。

 

 シーズン終盤に定着し、日米野球でも起用されている1番が有力だが、工藤監督は「もっと成長してほしいし、本人がどうイメージしているのかもこの先、聞いてみたい」と、固定観念は捨てている。

 

 自身初のベストナイン選出について「今年は目標の一つだった全試合出場も果たしましたが、もちろん成績的には満足していません。来年は今年の成績を大きく超えられるように、オフもしっかり練習したいと思います」とコメントした柳田も、将来的にはチームの主砲を目指している。

 

 日本ハム時代の小笠原(中日)のような“恐怖の2番打者”も十分に可能だ。また昨季は4番に座った実績もある。内川を押しのけての3番起用も…。鷹打線のキーマンとなる柳田の打順が、新体制の目玉となりそうだ。