巨人一丸!ついにM30

2012年08月24日 12時23分

 ついにVロードの火が灯った。首位・巨人は23日のヤクルト戦(神宮)に4―2で快勝した。杉内離脱の影響が心配されたが、全員野球でカバー。これで引き分けをはさんで5連勝、貯金は今季最多の32となった。この日は2位・中日が阪神に敗れたため、マジック「30」が点灯。いよいよ優勝までのラストスパートが始まった。

 

 チャンスは見逃さない。巨人打線が一気の猛攻を見せたのは、0―2と先制された直後の4回だった。先頭打者の阿部が右中間二塁打で口火を切ると、前日にダイヤモンド1周の激走を見せた高橋由が続く。左中間適時二塁打を放ち1点差とすると、巨人の勢いは止まらなかった。一死三塁から古城の適時打で同点に追いつくと、相手先発ロマンの乱調もあり、押し出しでさらに2点を加点。打者10人5安打の猛攻で、4―2とヤクルトを逆転した。

 

 適時二塁打をマークした高橋由は「追い込まれるまでは自分のバッティングをしようと思っていた。いい形で後ろにつなげることができて良かったです」とニッコリ。同点打を放った古城も「ボールをしっかり引きつけて打つことができて良かったです」と声を弾ませた。

 

 チームの危機に全員で立ち向かった。この日の先発は小野。本来は左腕・杉内の予定が登録抹消したため、急きょ、回ってきた先発マウンドだった。しかし、その小野が粘れない。2回までは無失点に抑えていたが、3回先頭打者の中村に死球を与えたのを皮切りに、好調なミレッジに19号2ランを浴びた。結局4回の打席が回った場面で代打を送られ、3イニングを投げ2安打2失点に終わった。

 

 だが、投手陣が打たれたら打線がカバーする。そこが今の巨人の強さだ。点を取られた直後に逆転と、すぐに流れを取り戻すことに成功した。

 

 選手会長・内海は杉内離脱を受け「みんなで助け合っていきたい。この位置をキープして、最高の状態で杉内さんに戻ってきてもらえれば」。この思いを全員が共有している限り、チームは負けない。負傷者も出始めた巨人だが、ここにきて粘り強く戦っている。ついに優勝へのマジック「30」も点灯した。一戦必勝の姿勢で、歓喜の時を目指して突っ走る。