中日・朝倉健太投手(33)が19日、名古屋市内で契約更改交渉に臨み、700万円アップの年俸2500万円でサインした。

 昨オフは減額制限を大きく超える60%ダウンでサイン。過去に4度、2桁勝利を挙げている右腕もここ数年は故障に泣き、ふがいないシーズンを過ごしてきた。

 しかし、今年は4月25日のヤクルト戦(神宮)で4年ぶりの勝利を挙げるなど、4勝6敗の成績を残した。

「今年ダメなら野球人生が終わると思っていた」という背水のシーズンで“復活”を印象づけた朝倉は、4年ぶりの勝利について「初勝利よりもうれしいというか、印象に残る試合。大きい1勝だった」と振り返った。

 また、FA権を行使せず残留したことについては「(FA移籍を)考えた時期もありましたけど、ドラゴンズにいられるならお世話になろうと思いました」と説明。ただ、来季以降については「成績を見て考えます」と含みを持たせた。(金額は推定)