オリックス内では厳しい声「金子は自分の事しか考えていない」

2014年11月13日 16時00分

日米野球でソフトバンク・松田(右)と談笑する金子

 まさかの国内FA宣言から一夜明けた12日、オリックス・金子千尋投手(31)は日米野球第1戦のため、京セラドーム入り。試合前の全選手記念撮影ではソフトバンク・松田と談笑するなどリラックスムードで過ごし、第2戦(14日、東京ドーム)の先発に備えて軽めの調整を行った。

 とはいえ、オリックス内では金子に対して厳しい声がもっぱらだ。「宣言するなんてビックリだよ。みんなが驚いていた。寂しい話だよ」(チーム関係者)。FA宣言して他球団との交渉が可能となり、しかもポスティングシステムを“併用”してメジャー挑戦も考えている金子。現時点で球団はポスティングを認める考えはないが、一方で国内の他球団に移籍されることも絶対に避けたい。金子の立場は明らかに球団にプレッシャーをかける形となり、それがイメージを悪くしている。

「結局、自分のことばかり考えているようにしか見えない。沢村賞とかタイトルをたくさんとったけど、チームを優勝させることはできていないじゃないか! 終盤の大事なところでも勝てなかった。なのにメジャーなんて…」とあるオリックス関係者は不快感を示す。また「金子はウチに入団する時、ヒジが悪いのに獲ってもらったんだろ。恩があるはずだろう」(別の関係者)との声も…。

 金子は2004年にドラフト自由枠での入団が決まる前に右ヒジ痛が発覚し、それでもオリックスは将来性を買って入団させた経緯がある。金子にすれば感謝してもしきれない恩があるはずだけに、なおさらオリックス関係者らは、今回の金子の行動に納得できないというわけだ。

 さらに今後の金子のイメージダウンも心配されるところ。ポスティングを容認させる事態となればもちろん、仮に残留したとしても「クリーンなイメージがあったのに、ファンからしたら、今回のことでわがままで悪い印象に見られてしまう」(オリックス関係者)と一転して“ヒール”になりかねない。「すべての可能性を考えたい」と繰り返すばかりの金子だが、後味の悪い決着だけは避けたいところだ。