【核心直撃】中日戦力外から巨人入りが内定している吉川大幾内野手(22)。練習態度が悪かったことなどが谷繁兼任監督の逆鱗に触れ、中日をクビになったともささやかれたが、実際はどうだったのか。直撃した。

 ――巨人入りが決まった

 吉川:はい。13日にも名古屋を出て、15日からジャイアンツ球場で行われている巨人の秋季キャンプに参加することになっています。

 ――中日では宮崎フェニックス・リーグ途中に名古屋へ強制送還され、その後、秋季キャンプ中の10月30日に戦力外通告。理由として練習態度の問題などがささやかれた。実際、秋季練習打ち上げの10月27日には谷繁監督から約30分間にわたってグラウンドで説教される一幕もあったが…

 吉川:あれはノックでのことを言われました。捕れる打球をどうして捕らないのかとか、お前の持っているものをどうして全部出さないのかと。自分では気を抜いてやっているつもりはなかったのですが、たまたま足がもつれて倒れてしまったりしたところも、そう見られてしまったようで…。宮崎でもノックとかで、そういう態度に見られてしまったのかもしれませんが、気を抜いてやったことは一切ないです。

 ――全くの誤解ということか

 吉川:結構、負けず嫌いな性格があって1、2年目は自分で違うと思ったことは先輩たちにも主張してぶつかったりしたこともあった。試合でも自分がエラーをすると自分が許せなくてイラッとしたりして、それが表情に出てしまうこともあったし…。ただ、4年目の今年は、そういうことがないようにとやってきた。正直、自分では変わったと思うんですが、一度ついてしまったイメージは変えられなかったのかもしれません。だけど、そういうイメージを持たれてしまうようになったのは自分の責任です。

 ――中日に対して言いたいことは

 吉川:恨みとかは一切何もないです。中日ではチームに必要がないと言われたようなものなので、巨人では必要とされるようにゼロからのスタートで全力で頑張って、チームが優勝できるように恩返ししたいです。