ソフトB“札束攻勢”のFA金子獲りにチーム内から異論

2014年11月12日 16時00分

後藤球団社長

 ソフトバンクは、国内FA権行使を決めたオリックス・金子千尋投手(31)獲得へにファイティングポーズを見せた。三笠球団統括本部副本部長が、11日「(手を)挙げないことはない。素晴らしい投手ですから。パ・リーグ一、12球団一の投手がフリーエージェントとなれば当然検討はする」と話した。

 

 今季は日本一になったとはいえ、チームの勝ち頭はスタンリッジと中田の11勝。規定投球回数をクリアしたのも、その2人だけだった。すでにメッツからFAになった松坂の獲得に動いているが、勝ち星を計算できる国内最高峰右腕は垂ぜんの的だ。

 

 以前から後藤球団社長は補強方針について「投手は最重要ポイント。過去には(開幕前に)先発投手が10人もいると言っていたら4月の途中に3人しかいないということもあった。(ローテ投手が)ちょっと悪い時に(代役を立てて)ファームで調整できるような構えを作らないといけない。僕らはその間も勝ち続けないといけない。ウチのチームは負けていいとかは許されない宿命にある」と話しており、資金も「青天井」と明言。金子に関しても他球団とはレベルが違う札束攻勢をかける、とみられる。

 

 もっとも、現場サイドからは「日本一になったのに去年に続いて松坂、金子に何十億じゃあチームがおかしくなってしまう。さすがに今いる選手が腐ってしまう」との声が出ている。李大浩、中田、サファテ、スタンリッジなど空前絶後の大補強を敢行した昨年末、王球団会長は「来年勝ったら本来進むべき道にかじをとる」と発言。しかし、今オフも球団はすでに松坂に多額の出来高を加えた年俸3億円の4年契約を用意。さらに金子にも、となれば約束が違うというわけ。ソフトバンクの金子獲りは波乱含みだ。