広島復帰の新井 若かりし鉄人背番号「28」で出直し

2014年11月12日 10時44分

背番号「28」時代の衣笠氏(1971年6月の巨人戦)。顔写真は新井貴

 阪神を退団した新井貴浩内野手(37)が8年ぶりに広島に復帰することが11日、決まった。年俸3000万円(推定)で合意した。今季は94試合の出場で打率2割4分4厘、3本塁打、31打点に終わったが、球団幹部は「長打があり、右の代打としても頼もしいし、レギュラーとしてもまだまだできるはず」と話した。

 球団は背番号「28」を用意している。入団以来、広島と阪神では「25」を背負ってきた新井にとって初めての数字だが、これには大きな意味があるという。「もともとは(OBで現評論家の)衣笠(祥雄)さんがつけていた番号。新たな気持ちで活躍して衣笠さんのような足跡をカープで残してほしい」(球団幹部)

 1987年に引退した“元祖・鉄人”衣笠氏の栄光の背番号「3」は、広島の永久欠番となっているが、入団した65~74年までは「28」。その数字からスタートし、伝説の選手となった衣笠氏に匹敵する結果を新井に残してほしい。球団サイドは、そんな願いを込めているのだ。広島から阪神にFA移籍した新井の復帰にはファンから賛否両論が出ている。すべてを納得させるためにも結果が求められる新井だが、球団の期待に応えることはできるか。