澤村クローザー転向へ 原監督3年越し案実行

2014年11月10日 11時00分

澤村(左)のリリーフ転向を決断した原監督

 来季に向けチームの立て直しを図る巨人・原辰徳監督(56)が9日、ここ数年温めてきた“澤村クローザー計画”を実行に移した。今季は先発を務めた右腕の起用法について「澤村は来季、リリーフでいきます。秋季練習の初日に本人にも伝えました。もちろんクローザー、セットアッパーというのはつかみ取るもの。澤村にも競ってもらいたい」と明言したもので、すでに解体を宣言した西村、山口、マシソンの勝利の方程式との競争を期待した。


 阿部の一塁コンバートとともにチーム再建の目玉となっているリリーフ陣の再編だが、今回の措置は澤村の将来的なクローザー転向を見据えた構想2年以上のプランだ。

 

 原監督が公の場で明言したのは12年オフのこと。優勝旅行先のハワイで2年目を終えた右腕について「澤村の働きどころとして、もっとふさわしいところがあるかもしれない。抑えの可能性もあるんじゃないかな」と話したのが最初だ。結局、13年途中にリリーフに回したものの、完全転向とはいかず、昨オフも本人が川口投手総合コーチ(当時)への年賀状にしたためるなど、先発への強い思いをアピール。今年2月の春季キャンプにも先発ローテ候補として参加した。


 だが、澤村がケガのため春季キャンプから離脱したことで情勢は一変。出遅れが響き、今季12試合登板(11先発)で5勝3敗、防御率3・72という成績に終わり、原監督も決断に至った。


 もちろんプロは結果が全て。澤村は「やりがいのあるポジション。競争で勝ち取っていかないといけない」と意気込んでいるが、成績が伴わなければ計画そのものが闇に葬られる可能性もある。