【デスクと記者のナイショ話】
中日担当記者:中日のOB会がもめてます。
デスク:何があったんだ。
記者:次のOB会長が決まらないんですよ。
デスク:今は中日のOB会長は誰がやっているんだっけ?
記者:木俣達彦さんが務めています。ただ70歳とご高齢ですし、2年の任期切れなので次世代にバトンタッチということなんですが…。
デスク:適任者がいないのか。
記者:候補はいるんです。ただその人たちがことごとく就任要請を断っているそうなんです。
デスク:OB会長になれるなんて名誉なことだろうに。何でまた引き受けないんだ。
記者:候補のOBたちが「今のドラゴンズなんか応援できるか!」って憤っているとか…。
デスク:穏やかじゃないな。何をそんなに怒っているんだ。
記者:落合GMに対してです。監督時代から外様のコーチばかり重用して、生え抜きOBは冷や飯を食わされてきたじゃないですか。
デスク:確かにあのころの首脳陣はほとんどが西武OBだったな。高木前監督になって生え抜きOBコーチがどっと増えたけど、落合GMになってまたほとんどが一掃されたもんな。
記者:生え抜きのOBにはそうした反感がもともとあったんですけど、それに輪をかけて怒らせる出来事もあったんです。
デスク:何だよ。
記者:中日の生え抜きOBで、引退してから長い間、球団職員として勤めてきた人間をこのオフに一気に3人もクビにしたんですよ。これまでの中日の歴史ではあり得ないことです。「長い間、支えてきてくれたOBにこんな仕打ちはあんまりだ」とある大物OBが激怒していたとの話も聞かれます。
デスク:自分のところのOBをクビにして、よそから来た人間に手厚くしていたら、そりゃ面白くないわな。
記者:新会長が決まるにはまだ時間がかかりそうです。
デスク:何だか寂しい話だな…。