日本ハム・大引がFA宣言! 要因はCSでの栗山監督の起用法?

2014年11月06日 17時24分

国内FA権を行使して他球団に移籍する意思を表明した大引

 日本ハムの主将・大引啓次内野手(30)が6日、千葉・鎌ヶ谷の二軍施設で球団と交渉し、今季取得した国内FA権を行使して他球団に移籍する意思を表明した。

 会見で大引の口から出た言葉はまさに日本ハムとの決別宣言だった。

「本日FA権を行使させていただくことになりました。今後の野球人生を考えた時に他球団の話を聞いた方がいいのかなと。球団からは残留のお話をいただきましたが、僕もこの世界に入って8年。30という年齢になって若いといえば若いですが、これからも若い選手がどんどん入ってくる。これが一つの分岐点、最初で最後のチャンスだと思った」

 昨年1月の春季キャンプ直前、5人が絡む大型トレードでオリックスから日本ハム入り。球団としてはチームの中心選手・糸井を放出してまで獲得した懸案の遊撃手かつ新リーダーだった。しかし、実働2年の主将の覚悟は固く、うっすらと怒気を含んでいた。

「(宣言残留の可能性は)はっきり申し上げて限りなく少ないと思っていただいて構わない。フロントの方には引き留めていただいて感謝しています。でも野球をやるのはグラウンドなので。来年も一緒に野球をやろうといっていただけなかったのが残念で、こういう結論になってしまった。(決断理由の)一番は現場の声が聞けなかったこと。ひと言、自分の気持ちを来年に向けて熱く戦わせてもらえるキッカケがもらえればうれしかったなと思います」

 押し寄せる若手台頭の波、OBで前レンジャーズ・田中賢の出戻り獲得の動きの中で、主将といえど栗山監督から来季のポジションや立ち位置を約束するような言葉は当然だがなかった。

「ポジションは与えられるのでなく、奪うものだと思っている。でも自分の中での不安だったり不満があって、このままキャプテンとして戦うのはこのチームに対して失礼。若い選手達に対しても迷惑をかけるんじゃないかなと思う。このユニフォームを着たまま来シーズンを戦う情熱が薄れてきているんだと思う」

 本人がしきりに「球団には感謝している」ことを強調していただけに、決別の要因は名指しこそ避けていたがシーズン終盤、CSで不信感を覚えた栗山監督の起用法にあったようだ。