澤村信頼ガタ落ちの3被弾

2012年08月22日 12時00分

  巨人・澤村が打線の活躍をブチ壊してしまった。21日のヤクルト戦(神宮)に先発したものの、5回を投げ3本の本塁打を含む6安打を許し4失点と炎上。味方打線が一発攻勢で援護したものの、澤村はその直後に得点を許し、原監督の怒りは頂点に達した。試合は救援陣の踏ん張りで引き分けにおわったが、悔いばかりが残る試合となった。

 この日の澤村は立ち上がりから制球が乱れがちで、明らかに調子はよくなかった。序盤は持ち前の球威で抑えていたものの、3回に入ると打たれ始める。二死無走者からミレッジにスライダーを左翼席に運ばれ、4回にも畠山に11号ソロを中越えに被弾した。

 味方打線は5回、実松、坂本、阿部の一発攻勢などで一挙4点を奪い逆転に成功。実松が1号ソロを放ち「いい流れを作ってくれた」(阿部)というが、その裏の守りで、澤村がそれを台無しにしてしまった。二死から代打・武内にソロ本塁打を許す。さらにミレッジには左中間突破の二塁打。ここでなんとか食い止めたかったが、上田には左前に運ばれ、1点差とされた。

 味方が得点した直後のイニングに得点を許す。投手としては最悪のパターンだ。これには原監督も我慢ならなかったのだろう。6回、澤村のところで代打を送った。結局この日は5回で3本塁打を含む6安打4失点。

 勝てば10勝目で、巨人では堀内恒夫以来となる新人から2年連続の2桁勝利となっていた。試合前には「(先発)ローテーションを任されているのだから、2ケタ勝つのは当たり前。本当だったら、もっと早く勝たないといけなかった」と意気込んでいたものの、気合は完全に空回り。なんともふがいない結果となり、堀内以来のチーム記録は次回登板に持ち越しとなった。

 ルーキーイヤーの昨年も夏場に調子を崩したが、経験不足ということで大目に見てもらえた。優勝を目指し、一戦必勝の苦しい戦いが続く中でこの日のようなピッチングを続けていては、信頼はがた落ちだ。

 最近は立ち上がりの悪さも課題となっている。昨年の新人賞右腕は今が踏ん張りどころだ。