2年連続Bクラスに沈んだ中日の岩瀬仁紀投手(39)、和田一浩外野手(42)、荒木雅博内野手(37)が4日、名古屋市内で契約更改交渉を行った。

 左ヒジの故障で34試合、20セーブに終わった岩瀬は7000万円ダウンの3億円でサイン。「消化不良というか(一軍に)戻ることもできなかった。来年は体を鍛えて1年間働けるようにしたい。やれなきゃ終わりと思っている」と選手生命をかけて来季に臨む意気込みを示した。

 8月6日の広島戦(ナゴヤドーム)で右手首を骨折し、90試合の出場に終わった和田は5000万円ダウンの2億円でサイン。残り15本に迫った2000安打達成も来季に持ち越しとなったが、「節目の数字ではあるけれど、入団したときの目標じゃない。ここ数年のモチベーションにはなっていたけれどそれよりも今は勝ちたい。来季は早々にクリアして優勝争いをしたい」と話した。

 また、荒木は800万円アップの1億1000万円でサイン。「(右人さし指を)骨折して6月は出ていないので、その割には評価していただいた」とニンマリ。残り163本となった2000安打については「意識するなという方が難しいけど、そこばかり見ても疲れるばかり」と話した。(金額はいずれも推定)