オリの若武者・駿太 今季躍進の秘密を激白

2014年11月09日 09時00分

駿太はさらなる飛躍を誓っている

 レギュラーシーズン2位に大躍進したオリックスで急成長を遂げているのが、駿太外野手(21)だ。今季は127試合に出場し、打率2割8分、5本塁打といずれも自己最高を更新した。広い守備範囲に強肩。日本ハムとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第3戦では初球先頭打者アーチを放つなど、勝負強さも見せつけた。急激に進化を続ける若武者がシーズンを振り返った。

 ――今季はチームも駿太も躍進を遂げた。個人的に何が変わったか

 駿太:悪い部分を引きずらずにできたことがよかった。今までは調子が落ちるとしばらく落ちたままで、何かのきっかけで上がっていた感じ。不安なまま試合に出ていた。それが今年はきっかけがなくても1日、1日で切り替えることができた。悪い部分を引きずらない。それは試合に多く出ないとできないことと思う。毎日出て夢中になってやっていたら、あれこれ考える暇もない。それは今年の僕の課題だったんでクリアできたかなと思います。

 ――出場試合数も昨季の117試合から127試合に増えた

 駿太:でも打席数(277打席)が最低300くらいは欲しかった。去年と比べて50打席くらいしか増えてない。スタメンでもっと出ないとね。

 ――夏場に強かった印象がある

 駿太:昨オフからずっと夏場にバテないことを考えてやってました。受け身に入らず、攻めの練習をすること。量をこなすことを当たり前にして体に覚えさせた。
 ――ソフトバンクを胴上げさせてしまった10・2を振り返ると…

 駿太:ビジターだし、嫌な雰囲気はあった。途中からの出場だったけど、いつもの緊張感はありました。でも僕の中では、そこまでではないですよ。ただの負けた試合っていうか…。

 ――でも泣いている選手もいたし、無念さが伝わってきたが

 駿太:僕は悔しくなかったですよ。みんなは優勝できなかったから泣いてる。でも僕はその試合に何もできていないし、悔しくない。チームに貢献したいと思ってやっているけど、まだ主力にもなれていないし、何もできていない。レギュラーでもない選手が…。そういう考え方でやってきたんで。それよりCSで負けた方が悔しかった。

 ――ファーストステージで惜しくも敗退。終了直後はみんながベンチから動けなかった

 駿太:あっけないというか、負けていないような感じだったですね。終わった時はいろんなことが頭をかけめぐって…。悔いとか、来年に向けてのことも考えたりしてましたよ。でもペーニャと恵一さん(平野)がいない中、みんなで頑張ったと思います。

 ――3戦目は駿太の特大の先頭打者本塁打が飛び出した

 駿太:プレッシャーをあまり感じないからかな。みんなと同じじゃダメって常に考えているし、僕はみんなが悔しがっている時に悔しがっていなかったりする。何もできていないのに悔しがる意味もない。そんな僕に何ができるのか…。開き直りがああいう場面で打てることになるのかな。狙っていたし、1番打者となるとチームの1打席目で、すごい大事ですから。自分でもビックリでした。

 ――濃いシーズンを経験し、今後の課題は

 駿太:まず走塁面ですね。今年、一番ミスが多かったところ。実戦練習で取り組んでいきたい。心掛ければ絶対身についてくることだと思ってます。

 ――将来はオリックスを背負う選手にならないといけない

 駿太:それだけは思ってやっている。自分で(背負っていると)思えるくらいの活躍をしたい。