阪神が大一番必勝“虎の巻”を作成

2014年11月04日 11時00分

日本シリーズ第5戦終了後、ファンにあいさつに行く阪神ナイン

 阪神が「大一番攻略マニュアル」を作成する。

 日本シリーズは1勝4敗と敗退したものの、クライマックスシリーズ(CS)を5勝1分けと無敗で突破。過去4度のCSはすべてファーストステージ敗退だっただけに、和田監督も「やっと大一番で力を出せたというか躍動できた」と“進化”に手応えを感じている。

 球団フロントも今回のポストシーズンは大きな意味を持つと考えている。「一度、重苦しいムードになると、なかなか抜け出せない傾向があり、これが大一番や短期決戦にも響いていた。今回は9月初めの不調から10月に入って絶好調に転じた。この間にチームにどんな変化があったのか。目に見える状況はもちろん監督やコーチの言動、選手の心境を細かく調べることで今後につながるものが出てくるんじゃないか、と思う」(球団関係者)と説明。今後、和田監督やコーチ陣、球団スタッフと面談。選手とは契約更改の席で聞き取り調査を行い、リポートにまとめる予定だ。

 チーム関係者も「今まではなぜ勝てないのかと考えても成功例がないからどうしたらいいかわからなかったところもある。負け続けることで苦手意識もどんどん強くなってしまう悪循環に陥っていた。シーズンによってメンバーも変わるし、相手も変わる。すべてがそのまま、あてはまるわけではないが、心身ともに状態を上げていくためにはどうすればいいか、などヒントにはできる」と攻略マニュアルの必要性を力説する。

 リーグ優勝は2005年、日本一は1985年が最後。もう後退することは許されない。来季も着実に前進するために今季の成果を“教科書”として残しておくつもりだ。