“緒方流キャンプ”スタート ブルペン2時間半熱視線

2014年11月02日 06時00分

“緒方流キャンプ”がスタートした。広島は1日、宮崎・日南市で秋季キャンプを開始し、緒方監督が異例のアクションを起こした。

 この日は参加した投手17人全員がブルペンでの投球練習を敢行。秋季キャンプでの一斉ブルペン入り自体が珍しいことだが、新指揮官は最初から最後まで約2時間半もの間、ブルペンに“ベタ付き”。捕手の真後ろに陣取って投手一人ひとりをチェックした。

 就任会見で投手力の重要性を強調し「ブルペンに足を運んで練習を見たい」と話していたが、いきなりその思いを実行に移した形。そのなかで目に留まった選手もいた。「デヘススや中村祐などは面白いかなというものを感じさせてくれた」とカープアカデミー出身で練習生のダニロ・デヘススと高卒1年目の中村祐に注目。名前を挙げられたデヘススが「バッターとピッチャーで違いはあるが、ロサリオのようになれるようにアピールしたい」と意気込めば中村祐も「うれしい。もっともっと頑張ります」と気合を入れ直した。

 投手陣にはより高い意識を求めていく。ブルペン視察中には今季まで三軍を担当していた松原トレーナーと会談。「球団にお願いをして三軍から一軍に上げてもらうことにした。僕の現役のころからいろんな選手を見てトレーニング法も知っている。コーチとは違った見方ができる」と明かした。野球における動作のメカニズムに精通している松原トレーナーを昇格させることで「野球につながる動作や体の仕組みを分かってほしい」と知識を付けさせる考えだ。

「ベンチ入りは12人だが最低20人くらいのなかで一年間を戦っていかないといけない。ここから変わっていくものを見せていってほしい」という緒方監督。今後も投手力底上げのために目を光らせていくつもりだ。