ソフトバンクの工藤公康監督が12日、右手人さし指の骨折で登録を抹消された周東佑京内野手について「誰しもケガをしようと思ってやってるわけではない。一生懸命やってる中でケガをするには致し方ない部分もある」と思いやった。

 競技復帰までおよそ2週間との診断には「そこまで長くかかると聞いてはいないので、できることをやってもらえれば。指をケガして走れないわけでもない。復帰したときに少しでも早く上がってこられるようにやってほしい」とも語り、早期の復帰に期待を寄せた。

 ここまでは打撃が振るわず、直近では得意の走塁でも本来の力を発揮できていなかった。工藤監督は「この時間の過ごし方が大事かなと思います。映像を見たり、イメージを良くしたり。そういう時間には充てられると思う。(気持ち的に)マイナスにならなければ」。

 チームにとっても痛い離脱ながら、リハビリ期間をプラスに転換しての復帰を待ち望んでいた。