「秋山資料館」設置へ前進!いずれ西武監督も

2014年11月01日 11時00分

左から松田、内川、秋山監督、本多、孫オーナー、細川

 ソフトバンクが3年ぶり6回目の日本一に輝いた。秋山幸二監督(52)は合計10回、宙を舞った。今季限りで退任する指揮官は「ホッとしてます。何が何でも日本一と思って始まったシーズン。日本一になって夢のようです」と話した。リーグ優勝を決めた10月2日は劇的サヨナラに感極まって号泣。10月22日に行われた日本シリーズの決起集会でもナインに囲まれて涙を流したが、最後の日本一では笑顔だった。

 苦しい1年だった。オフの大型補強で“ぶっちぎりV”を厳命されたが、レギュラーシーズン終盤に大失速するなど、ぎりぎりの戦いの連続で指揮官も心労が絶えなかった。日本シリーズ前には「ここ2か月で3~4キロ体重が減った」と漏らした。現役時代を含めて最軽量の84キロになっていた。そんな中でつかんだ日本一だ。

 生まれ故郷の熊本・氷川町(旧宮原町)では秋山監督の功績をたたえるための“プロジェクトA(AKIYAMA)”が進行している。「素晴らしい功績を何らかの形で残せないかということで、前向きに検討しているところです」とは平副町長。その一つが「秋山資料館」の設置だ。

 秋山監督の実家には高校時代や西武時代などの“お宝グッズ”が所狭しと眠っている。指揮官自身も、どこかに展示してもらえるならとの思いを口にしているという。また、熊本県を挙げての慰労会など、郷土の英雄をねぎらう企画が水面下で練られているそうだ。

 監督として2009年からの6年間で3度のリーグ優勝、2度の日本一と輝かしい実績を残した名将・秋山監督。「しばらくは充電されると思うが、また野球界に戻って来られることを楽しみにしてます。僕は監督のことが大好きですからね。接点を持っていきたいし、ホークスのシンパでいてほしい」と後藤球団社長は言い、将来的にはソフトバンクの監督としての再オファーの可能性も十分にありそう。また球界内には「数年後には(古巣の)西武から間違いなく声がかかる」との見方も出ている。