【ミズーリ州カンザスシティー28日(日本時間29日)発】ロイヤルズの青木宣親外野手(32)はジャイアンツとのワールドシリーズ第6戦で、前日の会見でヨースト監督が明言した通り、2番・右翼で先発メンバーに名を連ねた。2勝3敗と王手をかけられて本拠地に戻ってきたロイヤルズにとって救いは、DH制が採用されること。敵地で行われた3試合で打席に立ったのは第5戦の1度だけだった好調の主砲・バトラーが5番・DHでスタメンに戻った。

 地元紙のザ・カンザスシティー・スターがワールドシリーズ特集面で「IT'S ALL ON THE LINE(危うい)」という見出しをつけ、ロイヤルズの選手6人が綱渡りをしている合成写真を掲載するなど追い込まれている。しかし、市内では至る所でロイヤルズバージョンのハロウィーン装飾が見られるなど、地元ファンは逆転で29年ぶりのワールドチャンピオンに輝くことを信じている。