【ミズーリ州カンザスシティー27日(日本時間28日)発】ワールドシリーズ第6戦を翌日に控え、本拠地に戻ったロイヤルズは夕方から自主参加の練習を行った。青木宣親外野手(32)は参加せず、静養に努めた。


 敵地・サンフランシスコではDH制がないことに加え、外野守備を重視するという理由で青木は3試合続けて先発から外れた。0―5で完敗を喫し、ジャイアンツに王手をかけられた第5戦は8回から右翼の守備に入ったものの、打席は回ってこなかった。ワールドシリーズでは8打数無安打と不調だが、ヨースト監督は会見で「ノリ(青木)は右翼に戻る」と第6戦の先発起用を明言した。


 チームはまさに崖っ縁だが、青木が「(ポストシーズンに入ってから)カンザスのファンは本当にすごい」という地元ファンの大声援は大きな後押しになる。第6戦に勝って逆王手をかけることができれば、流れは一気にロイヤルズへ傾くだろう。すべては青木の復活にかかっている。