巨人・阿部が一塁完全転向 日本一奪還へ打撃専念

2014年10月28日 16時00分

来季は打撃に専念する阿部

 巨人の阿部慎之助捕手(35)が来季から一塁手にコンバートされることが確実になった。今季は首痛などの影響もあり、打率2割4分8厘、19本塁打、57打点と自慢のバットはふるわず、捕手としても不動の存在ではなかった。来季は守備面での負担を減らして打撃に専念することを決断したのだ。


 巨人入団以来、正妻を務めてきた阿部のコンバートにファンは衝撃を受けるだろう。しかし、クライマックスシリーズ・ファイナルステージで阪神にまさかの4連敗を喫した巨人は早々とチーム再生に着手。今季で契約が切れるロペスの退団は既定路線となり、今季、一塁手として24試合に出場した阿部のコンバートは有力な案として浮上していた。本紙は21日付紙面で報じている。


 一塁手・阿部は巨人にとってもメリットが大きい。新人・小林を一人前に育てるためには実戦経験を積ませる必要がある。阿部が入団した2001年、当時の長嶋茂雄監督は周囲の批判に耳を貸さず、125試合でマスクをかぶらせた。ミスも少なくなかったが、その経験が財産となり、不動の存在になった。小林をかつての阿部のように鍛え上げることができれば、巨人の正妻は最低でも10年は安泰だ。


 補強面でもプラスに働く。小林に懸ける余裕はない、と判断すれば外部に人材を求める。ターゲットは楽天の嶋だ。FA宣言した場合、激しい争奪戦になるだろうが、条件面で巨人がライバル球団に後れを取ることはまずない。しかし、阿部が捕手を続ければ、巨人は選択肢から外されることになりそう…。


 来季の阿部はバットにだけ集中。打線の中心として日本一奪回を目指す。