元スカウト得津氏 今年のドラフトはパの圧勝

2014年10月24日 11時10分

得津氏による各球団のドラフト診断

 プロ野球のドラフト会議が23日、東京都内のホテルで開かれた。今年のドラフトで成功した球団はどこか。元ロッテスカウトで本紙評論家の得津高宏氏がずばり採点した。

 


「日本ハムは本当にドラフトがうまい。バランスもいいし、ここが文句なしに一番でしょう」


 日本ハムは早大のMAX156キロ右腕・有原航平(22)を4球団競合の末に交渉権獲得。さらに「2位、3位でも1位クラスの選手を獲ったし、高校生の内野手3人を下位で獲ったのもいい」という。


 次点はオリックスだ。「オリックスのドラフトはここ数年、くじ引きで負け続けたりとひどかったが、今年はかなりいい。いい左投手を高校、大学、社会人で3人も獲れた。投手王国がさらに強化されると思います」


 さらにソフトバンク、楽天とパの球団が続く。


「ソフトバンクは完全に数年先を見据えている感じ。高校生中心の指名には余裕が感じられます。楽天も安楽、小野と将来が楽しみな高校生を獲ったし、4位の外国人も面白い。ここまでセの球団が出てこないんだけど、今年はパの球団の圧勝で仕方ないでしょう」


 セで及第点を与えられそうな球団はどこか。


「高校生を一人も指名しなかった中日ですが、方針が一貫していて、これはこれでいい印象。下位球団はこれぐらいしなければ巻き返せません」


 最もダメな球団は…。


「4位で選択終了とした巨人の指名には理解に苦しみますね。1位の岡本はいいですが、2位の左投手は本格派タイプではないし、指名した即戦力投手3人とも小粒な印象です。支配下登録の枠を空けておいて、FAや外国人の大補強をするということなのでしょうが…。スカウトとしては不満の残るドラフトです」


 来年の今ごろ、笑っているチームはどこか。