【ミズーリ州カンザスシティー20日(日本時間21日)発】21日(同22日)のワールドシリーズ開幕を前に、ア・リーグを制したロイヤルズとナ・リーグ王者のジャイアンツがカウフマン・スタジアムで練習し、全選手が記者会見を行った。青木宣親外野手(32)は「とにかくこのシリーズ勝って、シーズンを何とか締めくくりたい。とにかく全力で相手を倒しにいきたい。初戦を取りたい。できればホームで2連勝したい」と初の大舞台への意気込みを語った。


 チームやファンから大きな期待をかけられている青木だが、ジャイアンツの第1戦先発の18勝左腕バムガーナーとはここまで13打数無安打1三振と相性が悪い。しかし、青木は“秘策”の存在をにおわせた。「いいピッチャーだが絶対に付け入る隙はあると思う。今のボクには、その時にはなかったバッティングの技術があるから、その辺は試していきたい」


 メジャー新記録のポストシーズン開幕から8連勝でワールドシリーズまで勝ち上がったロイヤルズ。報道陣の数も増え、全米で注目度は上がっている。青木は「もちろん、緊張はすると思うが、その緊張感がさらに集中力も高めてくれると思うし、この雰囲気を味わいながら最高のプレーを見せたい。マイナスなことなんて考えていたらダメだと思う。基本的には攻めの姿勢を変えずにやっていきたい。勘違いするくらい乗っていったほうがいいと思う」と前向き。大舞台でやってくれそうだ。