CSファイナルステージでの巨人敗戦に中日がほくそ笑んでいる。「来季に向けていろいろと、とても参考になった。何といってもエースの菅野が(故障で)いなかったことが、これだけ大きく影響することが分かったし、打線ではポイントゲッターの坂本をきっちりと抑えれば、こうも、もろいとはね」(あるコーチ)


 今季の中日は対菅野に4試合で1勝3敗と負け越したが、大島が12打数7安打で打率5割8分3厘、和田が8打数4安打で打率5割、森野が10打数4安打で打率4割と主力がカモにしている。


 別のコーチは「来年の菅野を攻略する上で、ウチの野手陣はけっこう打っているのでもっと自信を持つべきだし、ウチの投手陣は坂本から打たれまくっている(今季打率3割2分5厘)から、今回のCSの能見や岩田、藤浪の投球を手本にすればいい」とも話した。


 来季V奪回に向けて、秋季練習をスタートさせている中日だが、それこそGの弱点を見つけたといわんばかりだ。