高木監督「アウトにしなきゃ外野手じゃない」

2012年08月20日 12時00分

怒り収まらぬ高木監督
怒り収まらぬ高木監督

 中日・高木守道監督は明らかに怒っていた。19日のDeNA戦(ナゴヤドーム)に0—2で敗戦。怒りのほこ先は右翼・松井佑の守備だった。

 0—0の同点の延長10回。二死二塁で外野の守備体形は1点もやらない前進守備を敷いた。内村の打球は一、二塁間を抜く右前打。二塁走者の荒波は果敢に本塁へ突入を試みる。クロスプレーは必至の状況。しかし、荒波は楽々ホームインする。松井佑がボールを握りそこねてホームに送球することができなかったのだ。これが結局、決勝点となった。

「あんなのは完全にアウト。それが返ってこんのやから」と怒りに震える指揮官はさらに舌鋒鋭く「あんなのは完全にアウトにしなきゃ外野手じゃない。フライなんて小学生でも捕れる。ランナーを1つでも先に行かせないとか、ああいうのをアウトにして初めて外野の仕事しとるということ」と松井佑の守備をばっさりと切り捨てた。

 さらに決して守備の下手ではないにもかかわらず皮肉を込めて「俺がライトを平田に代えんかったミス」と吐き捨てた。

 首位・巨人に勝ち越し。その勢いでDeNAとの3連戦では3タテを頭に描いていたのだろう。2勝1敗で「御の字」と笑顔で話していた高木監督はその3日後、同じ2勝1敗にむっつり。

「切り替え? やるよりしゃあないあだろ」。半ばふてくされるような言葉を残して会見場を後にした。